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2009年4月22日 (水)

観劇:『容疑者Xの献身』

演劇集団キャラメルボックス公演『容疑者Xの献身』を観ました。
「観る前に余計な話は読みたくない」方々に配慮して、以下は畳みます。
(過去の上演作品への言及を含みます)

さて。
タイトルでおわかりの方もいらっしゃると思いますが、作家・東野圭吾さんの同名小説が原作です。
2004年頃から年に1本は上演している、原作本ありの作品。とはいっても、脚本家が登場人物やエピソードをアレンジした上で舞台化するのが、キャラメルでは基本。今年2月のハーフタイムシアター公演作品もそうでした(正確に言えば、『すべての風景の中にあなたがいます』に関しては確認できていませんが……なぜだか図書館の蔵書に原作本がなくて、読めていないのです)。
しかし今回の舞台化は、かなり原作に忠実なようです。製作会見を観た人の話によれば、台詞の9割は原作通りとのこと。2004年冬に上演された、北村薫さん原作『スキップ』も、確かそういうつくりでした。
私自身はこの作品(どころか東野さんの作品は全て)未読です。ミステリー作品ということもあり、観劇前にはあえて読みませんでした。

キャスティングは悪くなかったかな、と思います。客演の方々の雰囲気も、不自然ではなかったし。
重い話という覚悟はした上で観たからか、終演後、それほどしんどい気分にはなりませんでした。……ただし原作小説で初見だったら、読後はかなり憂鬱になっただろうなぁ、個人的には。
ラストが正直、非常に物足りないというか、納得いかなかったというか。「え、ここで終わり???」という感じで……3階席の端で半ば身を乗り出して観ていましたので、危うくそのまま前へ落ちそうになるほど、心理的にはがくっと来ました。
まぁ展開上あそこで終わらせるしかないのかも知れないし、そもそも原作も同じ終わり方だし(観劇後、ラストだけ立ち読みしました。厳密に言うと、メイン人物の最後の言葉として、原作にはない台詞が追加されていましたけど)……しかしあの後、果たして周辺人物がどうしたのか、とても気になる。言及されないのもひとつの終わり方だと思いつつも、「メイン&重要な脇役に関しては、できれば多少の説明・補足をしてから終わってほしい」と考えてしまう性格なので。

そういえば、舞台装置の使い方もたぶん上述『スキップ』と同じでした。場面ごとに中央の大きなセットを回転させて、いろんな場所を表現するという形で。

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